『言わせておけばいい』
『言わせておけばいい』
それは私の中学3年までのことであるが、周囲よりは
『勉強のできる子』
であった。
(高校では落ちこぼれたが)
同時に、級長や生徒会役員も務めていたため、ある意味、
『目立った子供』
だった。
そんなんであった為、当然、私をよく思わない人たちも常に一定数いた。
教師たちはたいてい、私の味方だったので、目立ったイジメは無かったが、陰口を叩かれることが多かった。
そんな陰口が私の耳に入ってくる度、呪文の様に唱えていた文言がある。
『言わせておけばいい』
である。
結局、みんなに好かれようとするのは、罪なのだ。
罪であるし、みんなに好かれることなど、不可能なのだ。
だったら、その事実を受け入れて、共存していこう。
この世はまさしく、『因果応報』なので、陰口、悪口を叩けば、何倍にもなって自分に返ってくる。
人のことを指差すと、三本は自分の方を向いているのだから。
くれぐれも、自爆はしない方がいい。