「早い段階で、ミスを連発する」
「早い段階で、ミスを連発する」
それがどんな物事であろうと、ミスは無いに越したことはない。
ましてや、ミスの「連発」は、どんな物事であれ、よろしくはないことに思える。
しかし、物事の
「とっかかり」
の際には、大いにミスを連発してよいように思う。
学校を卒業して、社会人を経験している方なら、誰しも経験していると思うが、最大の好例が、
「新入社員」
の時代である。
この時代は、ミスはむしろ連発して、その分、成長していく時代である。
筆者のような人間とは反対に、
なかには、器用で頭がよく、あまりミスをしてこなかった人物もいると思う。
こういった方は、要注意である。
少しの挫折にも弱くなる、という点もあるが、人生の経験値として、深みの無い、浅い人間となってしまう。
だからといって、わざとミスをしろと述べるつもりはなく、要するに、
「トライアンドエラー」を繰り返すのだ。
何事も、やってみないことには始まらないし、
トライアンドエラーを繰り返して、経験値を上げてきた人間ほど、深みのある人間になれる。
筆者も、トライする魂だけは強く、様々なトライをしてきたが、失敗も数えきれないくらい経験してきた。
今はこうして、文筆にトライしているが、おかげさまで長続きしており、周囲からの評価もよい。
筆者の20代なぞ、失敗に次ぐ失敗の繰り返しで、
周囲にはだいぶ心配をかけていた。
しかし、それらの失敗は、確実に自らの血肉となってくれる。
それにはもちろん、実際のトライアンドエラーのみでなく、小説を通しての代理体験が必要なことも、強調しておこう。
私のブログには、若い読者も多い。
ミスを連発してしまうことを責めるのではなく、
将来、必ず血肉になると信じて、気にせず突き進むことだ。
どうしても、なにもかもがうまくいかない場合は、そこでがんばってはいけない啓示であり、転職も視野に入れるべきだ。
鉄と同じで、鍛え上げられたかったら、熱いうちに、自ら進んで、打たれにいくのだ。
NoriHaru