『好き嫌いで選んでいい』
『好き嫌いで選んでいい』
長らく日本では、
『やせ我慢』
が美徳とされてきたように思う。
『武士道』
から来るものが大きいように思うが、少なくとも人生においては、あまりやせ我慢をしている時間は無い。
『ここはダメだ!』
と思ったのなら、逃げ足の早さも必要ではないだろうか。
私自身、今思っても、20代はいつも場違いなフィールドであがいていた。
その為に、精神面や体調を壊したりして、転職を繰り返していた。
人生がうまくいかないから、占いにも相当お世話になったが、
ある時から、さまざまな占い師が、口を揃えるように同じことをアドバイスしてくれるようになった。
『20代は苦難の時。
もう少しの辛抱です。
あなたは大器晩成型です。』
というものである。
30代半ばにさしかかった今、
仕事も落ち着いて、多少のストレスは、こうして毎晩文章を書くことに昇華されている。
20代の苦難は、こうしてきちんと執筆のネタになっているから、人生にムダなことは無いのかもしれないが、苦痛なことは、できるだけしない方がいい。
自分自身の寿命のムダ遣いなだけでなく、
嫌いなことを延々とやっていることは、
『得意を生かさない』
という意味で、社会全体にとってマイナスなのだ。
私とて、自身の得意とする、『文章』
で、
『人の人生に影響を与えられれば』
と思っているのだから。